5. EPUBマニュアル研究会 

どこでもマニュアル、マイマニュアルの実現を目指して

EPUBマニュアル研究会(第2期) 

マニュアルとは「標準」を記述したものである。組織目的を達成するための作業のうちで、最も安定して、最も効率の良い行動手順を標準と言う。しかし作業の 対象、取引手続き、使用技術など作業の諸条件が変化したり、より効率的な行動手順が発見された場合には即座に改訂される必要がある。それはビジネスプロセ スの不断の革新に通ずるものだ。 経済のグローバル化、ダイバーシティ化の時代の到来で、企業は地域、性別、人種、言語、ライフスタイルの違いを超えた経 済活動を求められるだけでなく、技術革新によっても行動手順が変わるため、マニュアル改訂のスピードも上がっている。 こうした変化にタイムリーに適応 し、かつ皆に使ってもらえるマニュアルづくりを行うために、一定の規格のもとにマニュアルを電子化するする動きがある。国際的規格(EPUB3)が制定さ れ、さらにスマートフォン、タブレット端末などの普及により、「どこでもマニュアル」の可能性が見えてきた。しかし、電子化されたからといって、皆に使ってもらえるマニュアルになるとは限らない。「どのように使ってもらうか」(ユーザビリティ)を工夫する必要がある。またそれ以前に、マニュアルを不断に見 直すシステムが組織の中に必要にもなるし、マニュアルを使うひとに働きがいを感じてもらう工夫も必要であろう。 今年度は昨年度の成果を基にユーザー企業の業務マニュアルを研究会としてEPUB化し運用する実験を行いたいと考えている。実験によりその効果、問題点を抽出しEPUB化マニュアルの普及に貢献しつつ企業の業務革新の支援をしたいと考えている。

参加メンバーとして、EPUB関連ソフトの日本のトップメーカであるアンテナハウス社、EPUBでビジネスをしようとしている会員企業、ユーザとしてマ ニュアルのEPUB化を考えている企業等で構成する。なお成果物は今年度もEPUBで出版するほか、セミナーなどのイ ベントを行う。ノウハウは参加会員企業が自由に使えるものとする。

※EPUBとは;
米国の電子出版関連団体であるIDPF(国際電子出版フォーラム)が開発した電子書籍の形式である。2007年9月に発表された。EPUBはXMLをベースとした規格であり、テキストが画面に収まるよう自動的に調整されるといった機能的特徴を持っている。また、オープンスタンダードな規格として公開されているため、多くのデバイスに対応し、互換性も得やすいというメリットがある。

■ナビゲータ

木村 修三  EPUBコンサルタント

<きむら・しゅうぞう>日本ユニシス株式会社で汎用コンピュータのテクニカルサポート、パソコン開発部長、オープンシステムのシステム部長などを担当後、株式会社エフ・アイ・ティで取締役として帳票ソフトSVFの開発に従事、その後、ウイングアーク・テクノロジーズ株式会社(現ウイングアーク株式会社)で技術部門の責任者として帳票ソフトSVFや多次元高速集計ソフトDr.Sumの営業支援・技術サポート・教育などを担当。現在はパソコンやWebのコンサルタントをしている。

 

■実施スケジュール (全7シリーズ)

定例会は1ヶ月に1回程度とし、年7回開催する。
基本的に第3火曜日16時から18時を定例とする。
場所は会員企業の会議室にて開催。
必要に応じて適宜作業会議を設ける。

  12月17日 準備会 平成26年度計画案、ユーザー募集方法の検討
   1月21日 26年度計画の概要説明(木村)
        EPUBの技術動向とCAS-UBの紹介(小林)
        EPUBマニュアル管理システムの紹介(天井)
        マニュアルのEPU化体験者募集2
   2月18日 スタイル編集付Word文書の作成方法説明(木村)
        CAS-UB使用方法の説明(小林)
        ☆高橋さんレクチャー(内容は別途打ち合わせ)
   3月18日 EPUBマニュアル管理システムの利用方法説明(天井)
        マニュアルのEPUB化体験発表と問題点討議1
   4月15日 ☆徳永さんレクチャー(サイバーマニュアルの管理と運営関連)
        マニュアルのEPUB化体験発表と問題点討議2
   5月20日 マニュアルのEPUB化体験発表と問題点討議3
   6月18日 EPUBの技術動向とCAS-UB機能更新状況(小林)
        EPUBマニュアル管理システムの更新状況(天井)
        実業務マニュアルのEPUB化状況の紹介1
   7月15日 実業務マニュアルのEPUB化状況の紹介2
        まとめ
   11月 研究会報告書(業務マニュアルのEPUB化導入ガイド-仮称)をEPUBで発行