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【レポート】 BPIA スポーツ交流  ~「フラッグフットボール」を事例にしたチームビルディングの視点

レポーター: 石田麻琴 株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役

BPIAスポーツ交流会 「フラッグフットボール」
~デジタルではできない共感のネットワークづくり
<案内>
日 時:2014年2月13日(木)17:15~
場 所:東京体育館 サブアリーナ
講 師:藤本智也  株式会社アスリード取締役

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こんにちは。BPIA/Webビジネス研究会ナビゲータの石田です。今回は、2月13日に東京体育館サブアリーナで行われた、BPIA初の交流会企画、「フラッグフットボール」についてレポートさせていただきます。今回の交流会での体験を元に、スポーツ活用、こと「フラッグフットボール」を事例にしたチームビルディングの価値に焦点を当てて、感想を書かせていただきます。

BPIA初の交流会ということで、イベント告知文が流れた途端に即座に申込みをしました。1つは、昨今の運動不足により(ご存じのように?)太り気味なこと。1つは、若手の会員が率先して場を盛り上げた方が良いだろうという考え。そして、1つは、アスリードさんがどのようにスポーツイベントを開催しているのか、という期待感でした。アスリードの藤本さんとは、目からウロコの研究会でお会いして以来、BPIAの場では何度もお話しをさせていただいていましたが、実際のお仕事の場を見るのは初めてだったので(そしてスポーツ企画運営のイメージもつかなかったので)非常に楽しみにしていました。実は、私石田は、学生時代、スポーツ新聞の記者を目指しておりました。

*フラッグフットボールとは‥*

ishidarepo2本題に入る前に、まずフラッグフットボールについて簡単にご説明します。フラッグフットボールは、アメリカンフットボールをシンプルにしたスポーツです。今回は初めての交流会ということで特別ルールで行いました。1チームは6名。アメリカンフットボールと同様、オフェンスとディフェンスを交代で行い、オフェンス側が4名、ディフェンス側が3名でゲームを行います。固定されたオフェンスのスタート地点からどれくらい前に進めたかで、オフェンスの得点が決まります。ディフェンスは、できるだけオフフェンスにパスが通らないように、そして、パスを受けたオフェンスが前に進まないようにするわけです。アメリカンフットボールのように、タックルでオフェンスを止めるのではなく、腰に付けたマジックテープをはがしてオフェンスを止めるので、身体の接触も少なく安全にプレイできます。野球のように、オフェンス側の攻撃チャンスは3回。次に、ディフェンス側と交代して3回。これを3ターム繰り返します。全9回のオフェンスで得た得点を競うのです。

1.情報を集約して戦略に落とす

ishidarepo7 フラッグフットボールでは、1回1回のオフェンスごとに戦略タイムが入ります。どのような動きをしてより多い得点を獲得するかを打ち合わせるのです。ミーティングの時間は30秒だけ、限られた時間ですから、それまで全くの見ず知らずだったメンバーも、すぐに意見を投げるようになります。また、戦略だけではなく、フラッグフットボールの特性や、相手チームの特性、コートの特性などへの「気づき」を共有するのも、ミーティングの時間です。30秒という、わずかな時間の中で、チームに共有すべき情報を簡潔に伝えなくてはいけません。その上で、情報を戦略に落し、個々人の動きを決めることが必要になります。濃密な時間です。私たちのチームも、最初は、各々の自己主張をバラバラとしていましたが、「勝つ」そのために「得点を取る」という目標のために、30秒で確認することを、いま必要な「たった1つ」に徹底して臨むようになりました。

2.チームメンバーが自分の役割を意識する

フラッグフットボールでは、オフェンス側の役割として主に「フラッグ(ボール)を投げる」「フラッグを受けて走る」「コート外から俯瞰して情報を得る」があり、ディフェンス側として「フラッグの前進を阻止する」「コート外から俯瞰して情報を得る」があります。最初はチームメンバーでローテーションを組みながらゲームに望んでいましたが、フラッグフットボールの特性を知り、チームメンバーの特長がわかってくると、「得点を取る。そして、勝つ」という目標のため、全員が最善の策を考えるようになります。チーム内で、自分に合った役割を意識するようになるわけです。私のチームの場合は、最終的に、「フラッグを投げる」役割として私を固定、「フラッグを受けて走る」役割の3名も固定、「コート外から俯瞰して情報を得る」ヘッドコーチ的な役割2名も固定して試合に臨むようになりました。短い時間の中で、チームの成果のために、自分に何ができるかを考えたひとつの結論です。

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私のチームは2試合とも負けてしまい、最下位の4位だったのですが、その日初めてお会いした方ばかりのチームで、これだけ意見を交換できたことは、驚きでした。アスリードの藤本さんともお話ししたことなのですが、スポーツを活用したチームビルディングについて、

・社内でのチームビルディング
社内の部署内、もしくは部署間でのチームビルディングを目的とした、スポーツ活用。

・取引先とのチームビルディング
取引先を集めてのスポーツ交流。今回のBPIA交流会は、こちらの事例にあたるかと思います。

・お客様とのチームビルディング
ロイヤルカスタマ、もしくはロイヤルカスタマ候補のお客様を集めてのスポーツ交流。サービスのファン、エバンジェリストをつくる。

上記3つの可能性と、目的に応じた効果があるだろうと感じました。

ishidarepo6 今回の私のBPIA交流会の感想としては・・「次はいつなの?」です。初めての企画だったので、どうしても競技を理解する時間が長く、身体を動かす時間が短かくなってしまったので、次回はもう少し、「東京体育館の更衣室のシャワーを浴びるくらい」汗をかければ、と思いました。そして今回は、交流会の企画・施設・メンバーのほとんど全てがアスリードさんのおんぶにだっこ状態だったので、BPIA側としても、もっと運営をサポートしなくてはと感じました。

BPIA交流会はまだまだ続きます。2回3回と回を重ねるごとに、また新しいチームビルディングの形が見えてくるはずです。続けることが重要ですね。会員の皆様と交流しながら、BPIAとしてのイベントを最適につくり上げていきたいと考えているので、ぜひ1度、参加していただいて、その効果を体感されてください。
 
以上

※関連リンク
当日の写真アルバム
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企画運営:アスリード社
http://www.athlead.jp/