Webビジネス研究会 レポート 研究会 2015年度 研究会/講演会

Webビジネス研究会ナビゲーターレポート No.2

みなさん、こんにちは。BPIA/WEBビジネス研究会ナビゲータの石田です。今回は、2月4日に日本オラクルさんのセミナールームをお借りして開催した、WEBビジネス研究会-ワークショップ編-第2回についてレポートさせていただきます。

 導入セミナー、そして第1回に続き、ワークショップ編の2回目の開催です。1回目から2回目までの期間はわずか2週間。参加いただいている各社に宿題もお願いしていましたから、少々タイトなスケジュールでした。通常の業務もありお忙しい中、宿題への対応とWEBビジネス研究会への参加、ありがとうございます。

*今日のトピックス
 今回のWEBビジネス研究会では、参加されたみなさんに積極的に発信、発言をもらうため、ワークショップの前にひとりひとつ「今日のトピック」を話してもらうことにしています。この2週間であったこと、この2週間で気づいたことなどを研究会に共有してもらい、新しい視点が生まれるきっかけになれば良いかと思っています。ちなみに、私は研究会の翌日が引越しでしたのでその話をしました。(雪の予報でしたが、無事引越しをすることができました)

*宿題の確認
 ワークショップ編を進めるにあたって、参加企業の各社のWEBサイト活用のテーマを宿題とさせてもらいました。WEBサイトを活用して、自社のどんなサービス(製品、会社の理念等でももちろん良い)をお客様(潜在顧客・見込顧客)に認知してもらい、お客様(潜在顧客・見込顧客)にどんなアクション(購入・決済、問い合わせ、セミナーへの参加等)を起こしてもらいたいのか。まずはWEBサイトを活用する目的を整理するところから始めています。「自分達では気づいているはずなんだけど・・」と思いつつも、どうしても曖昧になりがちな部分です。

*WEBサイト改善ポイント②
 自社がWEBサイトを活用して「売りたいもの」と「お客様(潜在顧客・見込顧客)に期待するアクション」を決めた後、重要なことが「売りたいものをどうWEBサイトで見せるか」になります。そのサービス(製品、会社の理念等)をWEBサイト上で見るのが、果たしてどんな人なのか。教育業界の方なのか、食品業界の方なのか、建設業界の方なのか、IT部門の技術者の方なのか、人事部の方なのか、営業部の方なのか、それとも学生なのか。サービス(製品、会社の理念等)が対象としているお客様に合わせたページの表記をしなくてはいけません。専門性の高いキーワードや機能・スペック面だけの解説は、「受信側」は理解できない可能性があります。ここは、営業担当がリアルのアポイントで聞かれたことや、お問合せ窓口で質問されたことが「改善のヒント」になります。

*WEBサイト改善ポイント③
 そして、「いかにしてWEBサイトの存在を知ってもらうか」です。WEBサイトをお客様(潜在顧客・見込顧客)にとってわかりやすいものにしたとしても、お客様(潜在顧客・見込顧客)がインターネット上でそのサービス(製品、会社の理念等)にいきつかなければ、サービスを利用してもらえることは残念ながらありません。インターネットは商圏がない世界ですから、「興味を持ってもらうための努力」と「知ってもらうための努力」を別で考えなくてはいけません。インターネットからサービス(製品、会社の理念等)を知ってもらう方法として、「インターネット広告」「検索」「メディア」「顧客リスト」「口コミ」の5つの方法があります。今回の研究会では、もっとも地道ですが確実に効果がある「検索」からの認知を広げていく方法を考えていきます。

*インターネット「検索」にヒットさせるための考え方
 インターネットの検索によりヒットさせるためにまず考えるのが、人はどうやってインターネットで情報を探しているか、です。自社のサービス(製品、会社の理念等)のことは知らないけれども、自社のサービス(製品、会社の理念等)を使えば「解決できる課題」を抱えている方、この会社をインターネットから自社のWEBサイトに引っ張ってきたいわけです。そのために、どんな「網」を仕掛けるかが大切です。ここも、「売りたいものをどうWEBサイトで見せるか」と同様、その「解決できる課題」をインターネットで探す人が「どんなキーワードで探すのか」を考えることがポイントではないか、とお話しをしました。

 今回のインターネットで検索にヒットするため、「どんなキーワードをカバーしておくか」を宿題としました。研究会を進める中でも「弊社の場合はここが成功している」「弊社の場合はここがわからない」などの意見も出て、私自身が「そういうこともあるのか!」と勉強になっています。ナビゲータ石田が知っていることを共有しつつも、各社の特色と事例をミックスして、新しい仮説がたくさん生まれると良いと思っています。引き続き、どうぞよろしくお願いします。