【レポート】第六期WEBビジネス研究会の第2回
「AI・Deep Learningのビジネス活用について」。


こんにちは、BPIA/WEBビジネス研究会ナビゲータの石田です。今回は4月13日(木)に日本コンピュータ・ダイナミクスさんのセミナールームで開催された、第六期WEBビジネス研究会の第2回についてレポートをさせていただきます。

 第2回のゲスト講師には、BPIA会員のデータセクション株式会社・林健人COOをお招きしました。テーマは「AI・Deep Learningのビジネス活用について」。AIとディープラーニングはいま最もトレンド性のあるキーワードのひとつではないでしょうか。

 データセクション株式会社は元々、SNSの分析サービスからスタートをしています。1日1億ツイートともいわれるSNSの膨大なデータを口コミ分析していくのです。その過程で研究を進めてきたのが、「機械学習」でした。

 時代は文章のデータだけではなく、より直感的な「画像」「動画」の時代に入っていきます。テキストデータの分析で培った技術を使って、これらのデータをいかに分析するか、そしてAI化するか、そこにデータセクション株式会社のビジネスもシフトをしています。現在では自動運転やフィンテック、アグリテック、ロボテックなどに技術力を広げています。

 「AIは何でもできるわけではない。あくまで現在のAIは過去のデータの統計学的な分析であり、人間が直感的に行なう『0→1』ができるわけではない」そう林さんは言います。ここはトレンド化している「AI」の一般的な“勘違い”かもしれません。

 林さんがまず紹介してくれたのは、「ディープセクシー判定器」です。画像分析によって、インターネット上の卑猥・グロテスクな画像をフィルタリングすることができます。昔は人が目で画像をみて判断をしていました。いまはAIです。フィルタリングの精度は98%と言いますから、驚きです。

 画像分析では写真の中から「ロゴ」や「利用シーン」を抜き出して分析することができます。画像分析によって性別や年齢を判断することができますから、「どんなお客様が、どんなシーンで、どんなモノと一緒に商品を利用し、どんな感想を残したのか」を分析することができます。たとえば、スーパーの防犯カメラにうつるデータを分析すれば、来客数のカウントや店内移動のヒートマップをみることもできるのです。「リアルのデジタル化」というところでしょうか。

 データセクション株式会社の展開として海外進出があります。林さんも年間の半分ほどは東南アジア圏を中心に調査・展開を進めています。日本だと出してもらえないようなデータが、海外だと比較的スムーズに出してもらえることが多いようです。ひとつの展開としてインドの事例を上げてくださいました。

 林さんのお話で印象的だったのが「ラストワンマイルを埋める」という言葉でした。「AIはひとつのツールに過ぎない、いかにクライアントの業務におとし売上や利益に繋げるか、そこを考えているのがデータセクションの強みのひとつ」。最先端の知識や技術力だけではなく、クライアントの根本的課題に入りこめるコンサルティング能力が、データセクション株式会社を引っ張っているのだなと感じました。林さん、本当にありがとうございました。

 最後になりますが、会場をお貸しいただいた日本コンピュータ・ダイナミクスの合田さん、須崎さん。BPIA事務局の川上さん。誠にありがとうございました。次回5月18日(木)は、永田町の明豊ファシリティワークスさんでの開催になります。どうぞよろしくお願いします。