片貝さん、ありがとうございました!

目からウロコの新ビジネス研究会のナビゲーターとしてかねてからご尽力頂いておりました片貝孝夫様が、2月1日午前5時に永眠されました。

BPIA会長、会員の方々からお言葉、思い出を寄せて頂きましたのでご紹介します。

katakai

< かたかい・たかお> 東京理科大学理学部物理学科卒業。重電機メーカーのコンピュータ導入準備室勤務からコンピュータにかかわり、その後、ソフト会社勤務を経て株式会社片貝システム研究所設立。成蹊大学経済学部講師。合併により株式会社シーエーシーオープンシステム事業部長。人材派遣のパソナソフト(現在アイティット)を経て、アクシスソフトに転職し、リッチ クライアントBiz/Browserのエバンジェリストを務めるかたわら、個人として片貝システム研究所を主宰。昭和21年生れ。
BPIA会長 倉重英樹氏
BPIAの今日あるのは、片貝さんのお蔭と言っても過言ではありません。
目からうろこの研究会、会員増強、各種集まりでの雰囲気つくりなど枚挙に限りありません。
故郷群馬のローカルオフィスプロジェクトは地方を活性化させるものとして期待していました。
幅広いネットワークをお持ちで、新しいことへの挑戦意欲が強く、場を明るくする能力に
優れた人財を失ったことは残念でなりません。
改めて感謝するとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げます。  合掌

[flagallery gid=4]

Core 大塚様
貝さんとは片貝システム研究所をされている時からの25年来のお付き合いです。
当時はRDBとしてはアスキーが扱っていたinformixが日本のトップシェアで、片貝さんは日本で
最初にinformixで開発を手掛けた方で、informixと言えば片貝さんとい言う感じでした。
当時私はアクシスソフトウェアという会社を設立して2、3年の頃で、片貝システム研究所を目標
にしていました
と共にあの気さくな人柄で非常に親しく付き合いをさせて頂いていました。
そのような時に日本オラクルが本格的な設立準備をはじめ、某氏の紹介で日本オラクルとの
付き合いが始まり、informixに対するOracleで良いライバルという関係でもありました。
当時、片貝さんはSuper秘書優子という今でいうグループウェアをinfomix版で構築し販売していました。
当時の日本オラクル常務の熊坂さんからSuper秘書優子のOracle版が出来ないかと頼まれ、
片貝さんにお願いしてOracle版グループウェアの開発権利を頂き(このように当時から極めてオープン
マインドな方でした)、Supre/VIPというグループウェアを開発、ファーストユーザとして日本オラクルが
採用しました。
のように良い意味でのライバルであり、非常に親しくしていましたが、informixが市場をなくす中で
アスキーがおかしくなり、それらの煽りを食って片貝システム研究所自体を畳むことになってしまい、
その後は大手人材派遣会社などのお手伝いをされていました。
そのような折に、アクシスソフトではBiz/Browserという業務用ブラウザが完成まじかになり、その販売
戦略を練っていました。ブラウザのような基盤ソフトを売るには、日本オラクルがしてきたように、
まずは大きなリファレンスを作るのが重要との結論に達しました。
片貝さんはIT業界で有名であり、エンドユーザ向けの講師などもされ、また、どんな肩書きの方でも
物怖じしない方です。そこで、Biz/Browserを世の中に広めるのは片貝さんの力をお借りしようと考え、
「片貝さんのするべきことはBiz/Browserのような日本初のソフトを広める事ではないですか!」と
口説きました。それに載って下さり、アクシスソフトの取締役でありエバンジェリストになって頂き、
その中で東京海上火災の代理店システムで5万ライセンスの受注が出来たのは、まさに、片貝さん
の功績です。その成功の結果、当時お付き合いをしていました、ヤマト運輸、三井住友海上、大成建設、
東京ガス、第一生命などの大手が次々に導入を決定して下さりました。
Biz/Browserに惚れ込み、販売のトリガーを作り、その後の普及には、片貝さんの活躍があってからだと
考えています。
の後、私自身がアクシスソフトを辞めて、一緒に行動は出来ませんでし、偶にしかお会いできませんでしたが、
片貝さんからはお病気のことは聞いて心配していました。
私としては盟友と思っており、大変ショックであり、悲しい心境です。
ご冥福をお祈り申し上げます。

KatagaiPIC12

Richo IT Solutions
栫(かいこ)さん、片貝さん、新田さん


ITソリューション事業部 イノベーションデベロップメントセンター 第2イノベーション開発部 第2グループ 栫(かいこ)文哉様
エンベデッドソリューション事業部 東日本開発センター ES第3開発部 第1グループ新田 宏宇様

<片貝さんとの思い出>
片貝さんと初めてお会いしてお話しした際
私たちの話に耳を傾けて、ウンウンと頷きながら、
想いを形にするためには、「信じて活動することが大切」だと
まっすぐ目を見て伝えていただいたことを今でも覚えています。

以下は片貝さんから栫(かいこ)さん、新田さんに送られたメールです。
———————————————————
栫君、新田君
Cc:備前さん
片貝です

本日はごくろうさまでした。
君たちの情熱が伝わってきて、とてもうれしかったです。
今日話した内容をぜひ咀嚼して、活動につなげてください。
レポートにまとめたら見せてくれますか。

さきほど撮った写真送ります。

これからが楽しみです。
———————————————————


片貝さんがナビゲータをされていた
BPIA 目からウロコの「新ビジネスモデル研究会」—チャレンジ精神を忘れた日本人に気付きを与える—
概要(https://b-p-i-a.com/wordpress/?page_id=6674)
履歴(https://b-p-i-a.com/wordpress/?page_id=5906)

片貝さんが取り組まれていたプロジェクト
Go!農プロジェクトFacebookページ(https://www.facebook.com/groups/709426159096400/)

片貝孝夫さんの「私のIT史」という書籍が近日中に販売される事になるようです。情報が入り次第ご紹介させて頂きます。


BPIAにご尽力頂きました片貝さんに感謝すると共に、故人のご冥福を心からお祈り申し上げます。