BPIA研究会『目からウロコ〜!』 レポート 研究会 2018年度 研究会/講演会

第121回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会(2018/5/29)
『生産性を激増させる組織開発』
講師:中村 正巳 氏
オフィス中村代表 組織開発コンサルタント

「参加者のみなさんの”目からウロコ〜” Σ(‘◉⌓◉’)」を追加しました(2018/05/31)

参加者のみなさんの『目からウロコ〜』

  • 投資なくして、新たなことは生まれない
  • チャレンジできていない!
  • TDLとTDSの戦略と業績の違い
  • TDL/TDSの差別化戦略で10年以上苦しんでいたこととその脱却した方法
  • TDSの競合は、TDL
  • 常に順調だったわけではなく、様々な失敗がありつつも、従業員に対するきっちりとした理念、行動基準の浸透を実現しているところを現場でも活かしたいと思った
  • 戦略の成功/失敗例
  • 成功の影には多数の失敗を乗り越えている
  • ディズニーが色々な試行錯誤をやってきたこと
  • 現在のTDRがあるのは、数々の失敗があってのこと
  • 人への投資をしていたこと(やはり!!)
  • 非テーマパーク事業をこんなにやっていたこと
  • 従業員は全員キャスト= ゲストは全員VIP
  • 従業員満足(ES) = 顧客満足 (CS)
  • TDRで一番人気の職種(アルバイト)は清掃スタッフ (ゲストとの直接的コミュニケーション, 幸福のかけらを集めている)
  • アルバイトが現場デビューするまでに1週間かかる
  • キャストへの”働くことの意味”への働きかけ → とてもBasic, 日常的
  • 働く人の意義を変える。わかっていましたが、それが中心というのがディズニーの強みだとわかりました。
  • ゴミ、写真、案内、これを幹部の方も実践させているという点。実はこれができている企業って少ない気がします。そこがディズニーが他より抜きん出たところなのでしょうか。
  • 企業理念をワクワクする魔法の言葉にする!これが社内でできていない。このため、社員がやりがいを感じていない。
  • 働いている人のモチベーション。ワクワクして働いているからこそ、だというところ。
  • 本当にワクワクすると、誰でも人に優しくなれる
  • 理念の追求 → 日々の積み重ね
  • 現場の大切さを再認できた
  • 経営理念を現場に浸透させることの重要性
  • マニュアルは70%のみということ。ディズニーほどマニュアルがしっかりしている会社はなかなかないのに、30%も自分らしさを発揮することができる
  • SCSE、ゲストを幸せに、Happyを創造
  • Job Crafting、モチベーションをどのようにあげていくか。
  • 仕事の貢献をHapinessにまで昇華させる考えかた
  • OS, Logic, Magicがやはり素晴らしい
  • Operational ExcellenceのMagicの定義がよくわかりました。
  • 楽しそうに話をされていた。こちらも楽しくなってくる。Magic!
  • マジックの大切さ
  • マンダラチャート
  • さまざまな裏話
  • ミッキーが雇用保険に入っている





【開催概要】

タイトル: 生産性を激増させる組織開発
日  時: 2018年5月29日(火)
18:00〜20:30
18:15-20:00 研究会 (18:00〜 受付)
20:00-20:30 交流会 (ビールとスナック)
場  所: 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 本社
東京都品川区西五反田 四丁目32番1号
東京日産西五反田ビル 2F
(東急目黒線 不動前駅より徒歩2分)
http://www.ncd.co.jp/company/base/
講 師: 中村 正巳 氏
オフィス中村代表 組織開発コンサルタント
参加費: 500円/人 (交流会費込み)
※ BPIA会員以外の方も参加できます

就職人気ランキングはもちろん、アルバイト人気ランキングでも常にトップクラスに入るTDR(東京ディズニーリゾート)!

みなさんもキャストの”神対応”を体験したり、数々の感動エピソードを聞いたことがあるでしょう。
感動といわれる期待以上のサービスを提供するには、マニュアルだけでは限界があります。
自ら考え、行動できる人財はどのような環境で育つのでしょうか。

TDRの全商品を開発する商品開発部長、TDR全てのエンターテイメント・プログラムをプロデュースするエンターテイメント企画室長など、オリエンタルランドの要職を歴任されてきた中村氏に、自発的に動く人財の育成と、人財を活かせる組織について、事例を交えながらお話いただきます。

なかなか聴けないお話です。この機会をお見逃しなく!
 

【講師より】

仕事の成果(生産性の向上)
=OS(ビジョン・考え方)×Logic(論理・知識・能力)×Magic(感情・やる気)

近年、少子高齢化の進展に伴う生産人口の減少など慢性的な労働力不足(量の問題)と、労働者のやる気の減退・メンタルヘルスの低下などからくる人材の毀損(質の問題)の両方が同時に押し寄せて来ています。
こうした社会状況の中、政府主導の「働き方改革」を待つまでもなく、企業の持続的成長に不可欠な生産性向上は待ったなしの急務の課題となっています。

これらの問題にどのように対応するか?
AI・IOTなど革新技術の活用や組織・人事制度改革など、ハード面での生産性向上への取り組み(Logic)に加えて、いかに気持ち良く働いてもらうかなど働く人間の内面に着目してモチベーションを上げるソフト面の施策(Magic)の重要性が叫ばれています。
こうしたソフト面での組織開発の取り組みを強化することで生産性向上を果たしている企業の事例を中心に、その方法論、努力のポイント、成果などを紹介します。
 

◎講師プロフィール

中村 正巳 氏
オフィス中村代表 組織開発コンサルタント

東京都中野区出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、山一證券株式会社入社。
約12年間、人事・労務厚生・採用・教育部門に従事。その後、バブルの最盛期から長い下降局面にかけて証券個人営業部門に従事。30代で海老名支店長に抜擢される。

山一證券自主廃業後、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営する株式会社オリエンタルランド(OLC)に転職。OLCの障がい者雇用を推進する舞浜ビジネスサービス(特例子会社)設立・経営。TDR総合予約センター(コールセンター)設立・運営。TDRウェルカムセンター(舞浜駅前ゲストサービス施設)設立・運営。全てのショー・パレードなどエンターテイメント・プログラムを運営するEプロダクション(芸能プロダクション)設立・経営。
TDRの全商品を開発する商品開発部長、全てのエンターテイメント・プログラムをプロデュースするエンターテイメント企画室長、その他要職を歴任。

高度なロジックを武器に秒速で変化する世界の金融証券マーケットと対峙する左脳世界の証券ビジネスと、夢と魔法・冒険とイマジネーションをテーマにゲストにハピネスを提供する右脳世界のテーマリゾート・ビジネス。その両方を高いマネジメントレベルでバランス良く経験した人間だから発見できた組織運営・組織開発の要諦を世の中に還元すべく定年で同社退職後、コンサルティング事務所オフィス中村設立、代表(現職)。


■ナビゲーター

下條 治  日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社 代表取締役社長
合田 友昭  日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
井ノ上 美和

■共催

ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
ITmedia エグゼクティブ


▼BPIA オフィシャルサイト

https://b-p-i-a.com/wordpress/?page_id=6674