レポート 目からウロコの新ビジネスモデル研究会 研究会 2020年度 研究会/講演会

第142回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会(2020/08/25)
『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』
講師:川口 加奈
認定NPO法人Homedoor 理事長

参加者のみなさんの”目からウロコ〜” Σ(‘◉⌓◉’)

  • 「偽善の押し付けではなく、ニーズの代弁者たれ。」
      当事者の声を聴く、というところ
  • 「知ったなりの責任」
     「社会を変えたいのか、良さそうなことをしたいだけなのか」
     いろいろやって行こうという気持ちになりました
  • 自分の気づきから行動に移す大切さ、そしてそれを継続する大切さを改めて感じました
  • 周囲を巻き込む想いと、小さな行動の連鎖の大切さを改めて感じました
  • 何かに問題意識を持ったら行動することが大切だと。
     行動するまでに躓いてしまう人が多い中で、人のために動くことの尊さを感じました。
  • 14歳からの疑問を学び続けて社会貢献につなげていく流れがすごいなと思います
  • 自分が動くことで何か少しでも変わるかも、というマインド
  • 誰かがやらないなら、自分がやるという意思は改めて自分もやらないといかんなっと考えさせられました
  • ゼロから本質を見極めるということが重要ということ
  • 貧困の連鎖が抜けられない理由には、貯蓄、住居、仕事の、3つと言う事に気付かされました。
  • ホームレスの方がそうなられた過程を初めて知ることができました。
  • HUBチャリの取り組みの中にある「仕組み」作り、そしてその仕組みを運営しているところに魅力的で新しいNPOの形に気づかせてもらいました
  • 社会貢献の在り方と、意義を今一度考えさせられました
  • 全体を通して勇気を頂きました
  • 働く意味の深さを学びました

 

【講師から、みなさんの質問にお答えします〜!】

Q:ホームレスの人がゼロになったら、次はどんなことしたい?
A:ホームレスの人をゼロにすることを目的にはしておらず、困窮状態に陥ったときに、そこから脱出できることを目指しています。そんな社会が達成されたら、私自身はのんびりと余生を楽しみたいです。

Q:最終的にはHomedoorが拡大されるよりなくなること(そういう世の中になること)が理想なんですよね?
A:最終的なお話があまりできておりませんで申し訳ありません!私たちは、ホームレス支援の自分たちが大きくなりたいというよりは、モデルを作ることを目標にしています。
数より精度を極めたいなという感じです。
「ここにきたら絶対になんとかなる」そんなセーフティーネットを作り上げ、将来的には政策提言につなげ、全国的に広げていきたいなと思っています。

Q:2週間個室に宿泊した後、何も機会がなかった人はまたホームレス状態に戻るのでしょうか?
A:基本的に、退去されるまでに次の進路を見つけられるよう、全力でサポートしていきます。
もし見つからなければ、本人が支援を望む限り、また当法人の支援が本人にとってフィットするものである限り、宿泊等の支援は継続します。2週間はあくまで目安としています。

Q:日本には多くの方が社会の問題に関心を持って解決したいと思っている人がいるのにあまり解決に進まないのは何が足りないのか?
A:土壌の問題は大いにあるかと思います。
諸外国と異なり、寄付文化もない日本ではマネタイズも非常に厳しいですし、助成金や補助金では額が多くないにもかかわらず、取れるかどうかも不明瞭で、報告業務も煩雑です。
また、プレイヤーも少ない方だと思います。それゆえ、解決に割くための時間が少なくなってしまうのではないかと思っています。

Q:国内では、社会貢献への意識が高まっていると、調査会社やマーケティング会社のリサーチ結果で報告がされていますが、川口さん の立場からそれは感じますでしょうか。
A:私たちが活動を始めたときは、社会貢献意識が高まっている最中だったと思うので、あまりビフォーが分からず、変化を感じているわけではありません。ただ、社会貢献意識への感度の高い人は増えたなと感じますが、もっともっと増えてもいいのではないかと思います。

Q:仕事以外の楽しみは何ですかね。気分転換とか何かされてますか?
A:家族とのんびり過ごすことです!




【開催概要】

タイトル 14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」
日時 2020年8月25日(火)
19:15〜 アクセス可
19:30〜21:15 研究会
開催方法 Zoom
※当日のZoom情報は、前日までにお知らせいたします。
講師 川口 加奈(カワグチ カナ)氏
認定NPO法人Homedoor(ホームドア)理事長
備考 ※ BPIA会員以外の方も参加できます。
※ 参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします。

新型コロナウイルスの影響で、飲食業、観光・ホテル業、メーカー、建設などあらゆる業界で経営不振に陥る企業が続出。それに伴い、失業する派遣の方やフリーランスの方も急増しています。
最近では若年層や女性の相談者も増え、行政や支援センターへの相談はすでに昨年比の3〜4倍となっていますが、深刻化してしてくるのは8〜9月以降と予想されます。

企業の業績悪化から失業、そして実際にホームレスとして表面化してくるまでにはタイムラグがあります。失業してもしばらくは失業保険や貯金で生活をつなぐこともできるからです。
しかし、コロナ不況がいつ収束するのか見通しの立たない今、再就職するのも難しいのが現実。
また、ネットカフェが休業し”ネカフェ難民”となったり、炊き出しが中止されるなど、従来のホームレス環境も大きく変化しています。

Homedoorの川口さんに「目からウロコ〜」で講演していただいたのは3年前。
その後も宿泊施設「アンドセンター」を設立するなど、意欲的に活動を広げ、「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー」「人間力大賞グランプリ」「内閣総理大臣奨励賞」など多くの賞を受賞されました。

そして、いよいよ!!待望の書籍化!!
これまでの川口さんの活動をまとめた書籍『14歳で“おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』がダイヤモンド社より9月に出版されます!

今回は、これから深刻化するホームレス問題の最新情報はもちろん、出版までの経緯や想い、今後の展開などもお伺いします。

 

【講師より】

目からウロコのみなさま、ご無沙汰しております!
現在、コロナの影響で相談者が3倍近くに増え、日々現場は逼迫しています。そんな状況や、前回からの活動のアップデートについてお話しできればと思います。
画面を通してみなさまにお会いできるのを楽しみにしています♪
 

◎講師プロフィール

川口 加奈(カワグチ カナ)氏
認定NPO法人Homedoor(ホームドア)理事長

14歳でホームレス問題に出会い、ホームレス襲撃事件の解決を目指し、炊き出しやワークショップなどの活動を開始。
17歳で米国ボランティア親善大使に選ばれワシントンD.C.での国際会議に参加する。
ホームレス問題の研究が進む大阪市立大学経済学部に進学し、19歳でHomedoorを設立。
路上から脱出したいと思ったら、誰もが脱出できる「選択肢」がある社会を目指し、ホームレスの人の7割が得意とする自転車修理技術を活かしたシェアサイクルHUBchari事業を開始。また2018年からは18部屋の個室型宿泊施設「アンドセンター」の運営を開始する。これまでに生活困窮者ら計2000名以上に就労支援や生活支援を提供する。
世界経済フォーラム(通称・ダボス会議)のGlobal Shapersや、日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」、フォーブス誌による日本を変える「30 UNDER 30(30歳未満の30人)」、青年版国民栄誉賞とされる日本青年会議所主催の「第31回 人間力大賞グランプリ」「内閣総理大臣奨励賞」など、受賞多数。
1991年、大阪府生まれ。

【関連リンク】
「Homedoor」公式サイト
Youtube 読売テレビニュース「新型コロナの影響で初めてホームレスに… 2人の選択」

 


■ナビゲーター

井ノ上 美和
合田 友昭 日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
 

■共催

ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)
IT Media エグゼクティブ
 


▼BPIA オフィシャルサイト

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