デジタルトランスフォーメーション研究会
デジタルトランスフォーメーション研究会 レポート 研究会 2021年度 研究会/講演会

第10期 デジタルトランスフォーメーション研究会 第1回(2021/2/10)

※受付は終了しました

【レポート】

 こんにちは。BPIA/デジタルトランスフォーメーション研究会ナビゲータ―の石田です。今回は2月10日にオンラインで開催されたた、第10期デジタルトランスフォーメーション研究会の第1回研究会「Eコマース 〜オムニチャネル化におけるその役割の変化〜」についてレポートします。

 前身のWEBビジネス研究会を含めついに10期目に到達したBPIAのDX研究会。今期のテーマを「Eコマース」に設定しました。昨年からつづくコロナ禍において世の中様々なところでDXが叫ばれています。マーケティング領域においても営業活動のオンライン化やBtoBマーケティングツールの活用など、大きな変化が起こりえますが、現時点でいえば「起こりえる」程度。しかし、Eコマースはすでにトラフィックも売上実績も上昇している「すでに変化が起こっている」市場です。この機会に新しいフェイズに入ったEコマースを研究していきたいと考えました。

 今回、第1回研究会のゲスト講師としてお招きしたのは、間違いなく業界最高の論者のひとりでもありますオムニチャネルコンサルタントの逸見光次郎氏です。逸見さんと私石田は他団体の勉強会でリーダーを務めている同士。またEコマースのコンサルタントとして逸見さんは大手企業中心、私石田は中小企業中心という関係もあり、いつも非常に学ばさせてもらっています。何より逸見さんは話が上手い。

 研究会ではEコマースの市場の変化、そしてその先にあるオムニチャネルという考え方の必要性についてお話をいただきました。いくつか事例をご紹介いただきましたが、特に印象に残ったのがアメリカの小売チェーンである「ホーム・デポ」の話。ホーム・デポでは専用アプリを使って、商品の発送ではなく、商品の取り置きのサービスをおこなっている。お客様としては商品を自宅に届けてもらうよりも、取り置きのニーズの方が高く、なぜなら取り置きの商品は「すぐに使う」から、そして来店して他の商品も見たいから。取り置きサービスを利用することで、「ホーム・デポに行くが必ず欲しい商品」をおさえることができる。このサービスがなければお客様は「お目当て」の商品を見つけるまで何件も店舗を回らなくてはならない。

 お客様としては「とにかくすぐ欲しい」ケース、「家族や友人と楽しみながら買いたい」ケース、「アドバイスをもらって買いたい」ケース、「きまぐれの買い物」のケースなど様々な状態があり、同じお客様でも状況によってケースが変化するし、複数のケースを同時にもつ可能性もある。たとえば前述したホーム・デポの事例では「とにかくすぐ欲しい」ケースと「家族や友人と楽しみながら買いたい」ケース、「とにかくすぐ欲しい」ケースと「きまぐれの買い物」のケースが混ざっている可能性があるのですが、お客様にとって優先されるのは「とにかくすぐ欲しい」ケースであり、「とにかくすぐ欲しい」ケースを満たし「家族や友人と楽しみながら買いたい」ケースも満たすために「取り置きサービス」が使われているのではないかと。ちょっとした体験やストレスが変化するすごい世の中だなと感じました。

 さて、今回はEコマースの市場の全体感の内容でしたが、次回の研究会ではEコマース事業者をお呼びして今後のEコマースについて考えていきます。次回の研究会は4月14日(水)の17:30です。次回もよろしくお願いします。またお会いしましょう。
 


◎ナビゲータ石田氏 より

みなさん、こんにちは。
BPIA/デジタルトランスフォーメーション研究会ナビゲーターの石田です。

昨年から続くコロナ禍の中、企業のDXが進みはじめていますが、すでに、露骨に、売上に大きな影響を与えている業界があります。
それは「Eコマース」です。Eコマースは「コロナ禍によりこれから伸びるであろう市場」ではなく、すでに「一気に伸びた市場」なのです。

今期のDX研究会はテーマを「Eコマース」に定め、開催を進めていきます。
第一回のゲストはオムニチャネルコンサルタントとして著名な逸見光次郎氏です。

→記事【2021年ECトレンド予測】

ナビゲーター石田もバシバシ意見交換をしていきたいと思っています。
皆さんも是非ご参加ください!
 

【開催概要】

テーマ Eコマース 〜オムニチャネル化におけるその役割の変化〜
アジェンダ 1. 世の中の変化と、Eコマースの役割の変化
2. DXとオムニチャネル化
3. 国内外の先端的な事例
4. 新しい評価軸:LTVと関与売上
5. これからのEコマース
6. まとめ
日時 2021年2月10日(水)
17:20〜 接続可
17:30-19:00 講演及び質疑応答
講師 逸見 光次郎(へんみ こうじろう)氏
開催方法 Zoom
※ご参加者様へは別途開催情報をお知らせいたします。
対象 BPIA会員、会員ご紹介者
※ BPIAに関心をお持ちの方歓迎します!

ネット環境とスマホの進化とともに、Eコマース市場は大きく成長してきました。
またこれまで消費者へのお届け方法は宅配が前提でしたが、店舗で受け取りが出来るサービスも広がり、オムニチャネル化する企業が増えてきています。
こうした現状を踏まえ、その変化の過程と、Eコマースに取り組む上での重要なポイント、そして今後についてお話致します。

 

◎講師プロフィール

逸見 光次郎(へんみ こうじろう)氏

学習院大学文学部史学科卒。三省堂書店店舗勤務、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)立ち上げ、AmazonジャパンBooksMD、イオンネットスーパー立ち上げ、その後イオンデジタルビジネス戦略担当、カメラのキタムラ 執行役員EC事業部長、のち執行役員オムニチャネル(人間力EC)推進担当を経て独立。
ローソンマーケティング本部長補佐、ローソン銀行立ち上げ支援、千趣会マーケティング担当執行役員を兼務しながら、(株)CaTラボを設立。幅広い企業のオムニチャネル化、DXを支援するコンサルティングを行う。
プリズマティクス社アドバイザリー、流通問題研究協会特別研究員、デジタルシフトウェーブ社スペシャリストパートナー、EVOCデータ・マーケティング社取締役、ピアリビング社取締役、日本オムニチャネル協会理事、資さんうどん通販課長を兼務。

■ナビゲーター

石田 麻琴(株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役)
 

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