第172回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会
BPIA研究会『目からウロコ〜!』 研究会 2023年度 研究会/講演会

第172回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会(2023/4/25)
『Follow the Money: お金の流れを追えば先が読める
ビジネスパーソンのための事業、資金、資産、そして資本』
講師:株式会社SAIL 代表 大井 幸子 氏

『参加者のみなさんの”目からウロコ〜” Σ(‘◉⌓◉’)』

  • 一番今日感じたのは、資産を作っていく上での時間軸の取り方の重要性です。短期的に考えると手段がバクチになりますが、ファミリーオフィスや大学基金が資産を形成していく時間軸がとても長いことが大事だと理解しました。時間軸を長く取れば、バクチではなく、戦略になっていくのだと思いました。また、お金に支配されないように、お金はツールであるということを忘れてはいけないと思いました。
  • 時間軸とともに、資本家へのロードマップを理解できたこと。そして、ファミリーの結束や惹きつけるものが重要というのは目からウロコで、ずっと目線を上げ続けて生きていかないといけないと思いました。
  • アメリカの富裕層はお金を支配しているが、日本の富裕層はお金に支配されている。という言葉が刺さりました。
  • 前回(171回)の目からウロコの講演とは真逆で、持たない価値観(足る事知る)からお金の大事さ。マネーリテラシーの重要性、最低限の知識を持つ必要性に気づかされました。
  • お金の話だけでなくて、自分のビジネスにおける成長なども全ては、原理原則に忠実に、コツコツ続ける、というのが何より大切なのだと感じました。これまでの目からウロコで話されていた方のお話がいろいろとつながって理解が深まりました。
  • 自分の事業だけでなく会社全体のお金の流れを考えて行動することが、お金に支配されず、お金をコントロールすることに繋がっている。
  • お金を出来るだけ安全に運用するポートフォリオの考え方を事業展開や進出地域等をどうするか、の様な考え方にも取り入れるべき、との考え方
  • 確率論を使ってどこまでのリスク(特にマイナス)を許容できるか決めてお金を動かしていくこと。あのスライドに出ていたグラフ自体知らなかったので、勉強になりました。
  • 意思決定の際に自分(や、自分たちの組織)がどこまでリスクを取れるかという視点でも具体的に検証する。忙しいと忘れがちになりますが、ここを怠らず積み重ねた人達の結果が大きな組織になっているのだろうと改めて感じました。
  • リスク/リターンの考え方は、マネジメント全体に通底するものであり、日々の生活に活用すべき考え方です。金融について活用することは考え方を浸透させるのに良い方法かと思います。
  • リスクを大きくとってもリターンはあまり上がらないこと
  • 危機はチャンス。怖れず、リスクに対応することが重要。ブレない自分、組織でいるために、いつも立返ることができるもの、自分の中での普遍的価値を持つことがが重要、そして、それを自分の関わる組織内で定着させる。
  • 長期の視点をもつ。 お話を聞いて、いかに短期の視点で物事を考えているかに気づきました。冒頭にあった「誰でも!すぐに!簡単に!」という言葉に引っかからないようにしようと思いつつ、すでにその思考で物事を考えていました。。気付かぬうちにその思考が普通として存在していることに怖さを感じました。
  • 事業も、お金も、技術もそうですが、長い時間かけて積み上げていくものだなと思いました。また、アメリカの富裕層の話で、ファミリーガバナンスと言われるようにプリンシパルな部分がとてもしっかりしているんだということも納得でした。
    ということでお金も事業も、原理原則(理念)をしっかり作る、長い時間を掛けじっくり焦らず、育てることが大切だと思いました。
  • 時間を味方にしてコツコツと積み上げていく大切さを改めて考える良い機会となりました。特別なことで無くても、簡単なこと、基本的なことを積み上げていく先に、結果的に大きな差を生むことができるのだと思います。
  • 日々忙しい状況下でも記録を取ることとその記録を振り返ることができるような仕組み作りが必要だと改めて感じました。
  • 仕組化による継続性、定量化することでの指標の作り方を理解することができました。
  • 金融リテラシーを分かっていてやらないのと、知らないでできないことの差は長期になればなるほどその差は大きくなる。
  • お金に対する見方が変わりました。仕事の結果という感覚でいたのですが、自分が到達できなかった事を継承していもらう、自分ではできないことをやろうとしている人を応援するなど、意思を子孫、同志へ受け継ぐための媒体になるものだと感じました。
  • 代を重ね、長いスパンで事業や家業を考えること。得た利益の再配分と事業を増やす考え方
  • 投資は人の育成に同じく短期で成果のでるものではないと、改めて物事によって時間軸が異なる、そして進む幅も違う(評価判断もその幅に合わせる)ということを学びました。
  • プライベートな部分ですが、最近今後の事を考えて資産運用などをどうしようか考えておりましたが、資産運用はわからないのと、怖いのでずっとどうしようか悩んでいましたが、今日の大井さんの話で、「こうやってリスク回避すれば良いのか!」というのが、実感として理解できました。早速色々実践したいと思います。また、会社の事業においても理念、長期の視点というものをしっかりと持ちたいと思います。
  • 退職金や賞与の体力がない会社が当たり前にある、ということ。そういう会社には金融教育のニーズがある、ということ。
  • 家庭経済についても成り行きだけに流されてはだめ。
  • 最後の「人生100年時代になったら、今50歳でもあと50年ある」という言葉に、当たり前ながら「そうか!」と驚きました。だから、もう若くないから、とか、今からじゃ遅い、という事は全くないのだなと感じました。いつから始めてもいいし、いつやめてもいいという言葉に勇気をもらいました。
date_range

次回の『目からウロコ〜』#173

5/30(火) 18:00〜 @Zoom

『気象が人の意思決定を操ってる?!
気象×データサイエンスでビジネスを予測する気象予報士』

講師:Weather Data Science 合同会社 共同代表 / 気象予報士
   加藤 芳樹 (かとう よしき) 氏 & 加藤 史葉 (かとう ふみよ) 氏


【開催概要】

タイトルFollow the Money: お金の流れを追えば先が読める
ビジネスパーソンのための事業、資金、資産、そして資本
日時2023年4月25日(火)
18:00〜 アクセス可
18:15〜20:00 研究会
講師大井 幸子 氏
株式会社SAIL 代表
開催方法Zoom
※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします

【Zoom開催にあたっての注意事項】
※ 表示名は「氏名」にしてください。
 受付時にお申込者リストと照合するため、お名前がわかる状態にしてください。
 表示名がリストと一致しない方は、ご退出いただく場合があります。
※ 参加者の方も「顔出し(カメラON)」でご参加ください。
  移動中等、顔出しができない場合は、事前にご連絡ください。
※ 質問の際以外は、ミュート(マイクOFF)にしてください。
※ 初めてZoomをお使いになる方は、事前にZoomのインストールが必要です。
備考・注意事項※ BPIA会員以外の方も参加できます。
※ 勧誘・セールス・就職活動等を目的とした方の参加は固くお断りします。

日本は、お金に対する知識や教育が弱いと言われます。
確かに、親や上司からお金について教えてもらった、勉強した
という人は少ないのではないでしょうか。

昨年度から高校でも金融教育が始まりましたが
お金について子供や部下に話ができる人は
どれくらいいるでしょう?

経理や会計を知っているのと、
ビジネスでお金をうまく活用できるということは、違います。

今さら聞けない…けれど、
ビジネスパーソンとして必須の「お金の基本」を
ウォール街で20年の経験を持つ大井幸子氏に伺います。

ぜひこの機会に
経営層の方々はもちろん、次世代リーダー、社員の方々と一緒にご参加ください。

大井 幸子 氏

大井 幸子(おおい さちこ)氏

株式会社SAIL 代表

武蔵野大学客員教授、年金シニアプラン総合研究機構 理事
ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会 理事
日米の金融・経済・政治の各分野で幅広い人脈を持ち、国際金融アナリストとして活躍中。
ウォール街で20年近いキャリアを持ち、ヘッジファンドなどオルタナティブ資産の運用に関して論文・記事、講演多数。
著書 「ウォール街のマネーエリートたち」(日経新聞社)、「お金の正しい守り方」(日経新書)、「円消滅!」(ビジネス社)など多数。
 
株式会社SAIL: https://www.sailnyc.info
Youtube: https://www.youtube.com/c/GlobalStream
メルマガ (無料): https://globalstream-news.com

【講師より】
「世界を見つめ、世界とつながる」
そのために、お金の流れを読み取りましょう。
世の中の先が少し見えてきます。
自分の行き先で起こりうるリスクについても知ることができます。
特に、事業に携わるビジネスパーソンには「先読み」が必要になります。
 
先立つものはお金、マネーであり、
事業の拡大=資金調達は企業金融の柱です。
さらに、売上が上昇すれば、
→ 余剰資金 → 資産運用 → 自己資本の投下 → 事業ポートフォリオと、
限りない発展・拡大が、金融の力によって可能になります。
私は米国でそうした歴史を持つファミリー企業をいくつも目の当たりにしてきました。
 
マネーもAIも人間が使いこなすもの。
手段であり、目的ではありません。
目的とは、究極には、その人の哲学によりますが、
私は、自由に、積極的に生きるには、お金はツールとして必要だと考えます。
 
特に、オーナー経営者、事業創造を実践する人たちは、
お金の上に立ってお金をコントロールし、
事業の発展・拡大に努める責務があります。
 
リスクをコントロールするバランスの上にこそ、
長期にわたる事業の持続と繁栄がある
事業が持続、繁栄すれば多くの雇用を支え、社会に貢献することができます。
 
国際情報をどう先読みするか、
自分の人生や事業創造に必要な資本形成をどう実践するか、
について具体的にお話しします。


■ナビゲーター

井ノ上 美和

■主催

BPIA (ビジネスプロフェッショナルインキュベーション協議会)

■共催

ITmedia エグゼクティブ


▶目からウロコの新ビジネスモデル研究会 トップページ(BPIAサイト)
▶目からウロコの新ビジネスモデル研究会 Facebookページ